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国家の虚偽と新型コロナワクチンの毒性

更新日:2022年7月19日



国家の虚偽とワクチンの毒性:


昨年度末(2021年度)の人口動態統計を見る限り、ワクチンによる死傷者は、恐らく数万人に達する筈である。これは、核兵器が投下されたほどの殺傷力に匹敵する。愛すべき我々の祖国の同胞が、悪辣な人間の為に命を奪われたのである。ワクチン接種を勧奨する政府の説明は二転三転し、支離滅裂である。当初は「感染予防」と称し、二度目は「重症化予防」であるとし、三度目は「オミクロンバリアント(変異株)に対処する為」と、彼らは煽り続けた。人間は恐怖下にある際には、合理的な判断は下せない。政府やメディア、似非専門家による行動科学の悪用こそ、この問題の根にあると言える。既に三度目の接種が開始されているが、いわゆる「オミクロン株」には全く効果は無い。では、何故、政府はこの危険で致死的な薬剤を勧奨し続けるのか。我々には、「過疎化アジェンダ」としか考えられないのである。かかるワクチンが生成するスパイク蛋白質は、全ての器官や組織に血流を通じて送達され、様々な致命的な障害を惹起することが、良識的な科学者によって証明されている。昨今の目覚ましい研究成果から、ワクチンの毒性に関する指摘や論文が、我々の視界に浮上している。つまり「接種」こそ、「感染」だと我々は考えている。


我々は、被接種者の精巣や卵巣に於ける、スパイク蛋白質の蓄積に関する知見に重大な関心を払っている。例えば生殖細胞の遺伝子が損壊すれば、一体何が起きるか、容易に想像がつくからである。妊婦や乳幼児に接種可能だと、河野太郎元ワクチン大臣は発言していたが、妊婦や乳幼児への接種を是とする言説は暴論であり、我々には許容し難い無知に映っている。2022年3月1日に公式に出回ったファイザー社の機密文書には、妊婦への接種が副反応(奇形児や死産を含む)を引き起こすことが明確に記されている。2022年3月18日に於ける厚生労働省発表の「日本のコロナワクチン接種後の状況」では、死亡者は1,571人に上るとされ、副反応報告は男女合わせて20,248名、とりわけ妊婦の死亡例は6名、重篤者は59名と公表されている。「2億回打っても、死亡者は1名も出なかった」とする、河野氏の無知には呆れ果てて物が言えないが、厚生労働省の公表した統計も、にわかに信じがたいものである。彼らは明らかに数字を偽っている。何故なら、甚大な数の超過死亡者数に対して、合理的な説明がつかないからである。


先ず、我々が為すべきことは、以下にまとめられよう。新型コロナワクチンの毒性に関しては既に周知ではあるが、次に問題とすべきは、この巨大な犯罪に頬被りする者の炙り出しである。その職責にあった者は何人たりとも許されない。同胞が同胞を薬殺した。これは我々の健常な認識の範囲を超えている。否、もはや彼らは日本人ではない。同胞は同胞に対し、決して非道なことはしない。徹頭徹尾、彼らの所業は悪辣過ぎるからである。


一方で、2022年3月1日にMITCSAILパンダオープンサイエンス会議にて、ステファニー・セネフ博士が明らかにした事実には、驚愕すべき事実が含まれている。「SARS-CoV-2 mRNA vaccines: Is the Risk Worth the Benefit?」と題された資料の中で、セネフ博士は、スパイク蛋白質遺伝子のヒトDNAへの統合の可能性(逆転写)を、明確に示しているのである。即ち、mRNAワクチンには、スパイク蛋白質を作るための遺伝暗号が含まれており、その化学構造から判断すると、体内に侵入したmRNAは、分解に耐えるよう注意深く設計されていると、同博士は説明しているのである。これは、厚生労働省やファイザー社の説明とは、明らかな食い違いを見せている。ワクチン中のmRNAは蓄積され、強力なIgG反応を誘発し、ときにそれは、様々な疾患を誘発すると博士は解説する。強力なIgG応答は、血小板の活性化と血栓につながる可能性が極めて高いと、セネフ博士は説明している。


以上の科学的な事実に関し、さらに踏み込んだ解説を試みたいと我々は考える。いわゆるmRNAワクチンには、スパイク蛋白質を作るための遺伝暗号が含まれている。体内に送達されるmRNAは、分解に耐えるよう注意深く設計されており、全てのウリジンが1-メチルシュードウリジン(m1Ψ)に置き換えられ、体内でワクチンに含まれていたmRNAは、ヒトLDL粒子をシミュレートする脂質粒子に組み込まれる。正に帯電した合成脂質が、アジュバントとして機能するようmRNAは修飾されている。但し、この種の合成脂質は健康な細胞に対し、極めて毒性が高いものである。最終的に、ヒト化したmRNAは、スパイク蛋白質を大量生産するための、隠されたエントリーシステムを構築する。結果的に、ヌクレオシド修飾mRNAワクチンは、強力なT濾胞ヘルパーおよびB細胞の応答を誘導する。ここで言う「ヌクレオシド修飾」とは、先に述べたように、mRNAのすべてのウリジンが1-メチルシュードウリジンに置き換えられたことを意味している。この置換により、mRNAコードから蛋白質が合成され、RNAを分解から保護する結果を導く。それ故、ワクチンの中のmRNAは蓄積され、強力なIgG反応を誘発する。つまり、mRNAは分解されない。体内に長期間留まるのである。ワクチンとスパイク蛋白質からのmRNAは、リンパ節に最大60日間留まることが分かっている。


ここで重要な指摘を一つしておく。ウイルスの自然感染は鼻と肺で始まり、免疫系が健康であれば全身循環には至らない。然しながら、三角筋へのスパイクmRNAナノ粒子の注入は、粘膜および血管のバリアをバイパスするのである。つまり、免疫細胞はmRNAナノ粒子を取り込み、リンパ系、さらには最終的に、脾臓に運ぶのである。これは自然感染では生じ難い現象である。結果的に脾臓の免疫細胞は、エクソソームの表面に大量のスパイク蛋白質を放出する。これらのエクソソームは体全体に分散するが、特に脳に移動して、有毒なプリオンに類似するスパイク蛋白質をニューロンに送達するため、脳が炎症反応を引き起こし、神経学的な損傷を誘発する。


ブレット・ワインスタイン博士、ロバート・マローン博士、スティーブ・キルシュ氏によれば、mRNAワクチンがヒトに認可される前は、動物の生殖毒性または遺伝子毒性の評価は存在しなかったとされている。先に述べた脂質ナノ粒子は、体内のいたるところに行き渡っていたが、動物のリンパ節、脾臓、卵巣、副腎、肝臓、骨髄に特に高濃度で見つかった。

その為、生殖毒性や遺伝子への影響を考えざるを得なくなったのである。ここまで書けば、これから子供を持つ若い人への接種や、小さな子供にワクチンを打つことの危険性が分かるだろうか。例えば、卵巣に存在する生殖細胞への影響を考慮すべきである。


一方で、脳への影響も計り知れないものがある。いわゆるスパイク蛋白質は、プリオンに類似した性質を持っている。例えばパーキンソン病は、病原体によって産生されるプリオン様の蛋白質に対する免疫反応として、腸で始まることがよく知られている。消化管と脾臓の免疫細胞に負荷がかかると、α-シヌクレインがアップレギュレーションされ、外来の蛋白質とともに、エクソソームがパッケージ化されて放出される。最終的に、エクソソームは迷走神経(Vagus Nerve)に沿って脳幹に移動し、黒質(Substantia Nigra)への損傷を引き起こし、パーキンソン病を発症させる。これは、症状が現れるまでに、プロセス全体が数年、または数十年かかる場合すら想像し得るものである。長期的な観点からも、ワクチン接種の影響に関し我々はよく考えねばならないのである。(1.

        (1. S Seneff and G Nigh. IJVTPR 2021; 2(1): 38-79.

            ―George Tetz and Victor Tetz. Microorganisms 2022; 10: 280.


mRNAワクチンが神経の変性を引き起こす機序についての説明は以上である。黒質のニューロンに取り込まれるスパイク蛋白質とα-シヌクレイン(Exosome containing spike and alpha-synuclein)には神経毒性があり、将来、パーキンソン病のリスクが高まることが予想出来る筈である。過剰なスパイク合成によってストレスを受けた脾臓の免疫細胞(Germinal Center in Spleen)は、スパイク蛋白質を含むエクソソームを多量に放出する。エクソソームは、脾臓から迷走神経に沿って、脳にスパイク蛋白質とα-シヌクレインを運ぶのである。


SARS-CoV-2スパイクは、miRNAをロードしたエクソソームを介して、脳内のヒトミクログリアを活性化する。SARS-CoV-2スパイクトランスフェクト細胞は、miR-148aやmiR-590などのマイクロRNAがロードされた、多量のエクソソームを放出する。マイクロRNAは脳内のヒトミクログリアによって内在化され、非常に強い炎症反応を誘発する。マイクロRNAは、自然免疫の重要な部分(I型インターフェロン応答)を妨害する。以上を踏まえると、ヒトミクログリアの過剰活性化を介した、SARS-CoV-2による中枢神経系(CNS)の損傷の経路が明らかになる。(2.

  (2. Ritu Mishra and Akhil C. Banerjea. Frontiers in Immunology 2021; 12:656700


以上を要約すると、COVIDワクチンは、脾臓を起点としてスパイク蛋白質をエクソソームを介して脳に送達する。ACE2活性の低下は、アルツハイマー病に於けるタウの過剰リン酸化とアミロイドベータの増加に関連しているが、スパイク蛋白質は脳内のACE2受容体に結合し、それらを無効にする。市場に出回っている全てのCOVID-19ワクチンには、スパイク蛋白質、またはその塩基配列が含まれており、将来的にプリオン病の壊滅的な流行を引き起こす可能性がある。この分析は、COVID免疫に関する政治家や公衆衛生当局のアドバイスに無意識に従う人々への緊急の警告として役立つ筈である。(3.

(3. J Bart Classen. J Med - Clin Res & Rev. 2021; 5(7): 1-6.


新型コロナワクチンに対する、我々の「無知」は承知の上である。だからこそ、我々は用心深く、慎重に物事を把握しようと努めている。医療に政治が介入すべきでは無かった。彼らは我々とはベクトルの向きが違うのである。彼らの施行したワクチン政策は、彼らにとっては、単なる支持率の問題に矮小化され、人命が地球より重いことを忘却していた。


我々は、ワクチン接種によって多発する心臓病についてすら、科学的かつ、論理的な態度で書かねばならないことを知悉している。優れた科学的な業績を踏まえながら、我々は地道に啓蒙しなければならない。以下の叙述は、そうした努力を傾けた結果だと記しておく。


先ず、ストレスを受けた免疫細胞は、組織細胞に信号を送り、炎症反応を誘発する可能性のある、マイクロRNAを含むエクソソームを放出する。ここまでは脳疾患への指摘と同じである。その中でも、特に、「miR-155」は、SARS-CoV-2で特別な役割を果たし、スパイク蛋白質によって発現が促進されることが分かっている。結果として、スパイク蛋白質のS1サブユニットが分離し、心臓に高レベルに存在するACE2受容体に自由に結合できるようになる。分離したスパイクS1によるACE2の抑制は、アンジオテンシンIIのアップレギュレーションを引き起こし、炎症(心筋炎)と心血管疾患を誘発するのである。S1サブユニットは、ウイルスが駆逐された筈のCOVID-19患者でも発見されており、「COVID-19感染」を長期化させる上で、重要な役割を果たしていると考えられている。例えば、S1は、ワクチン接種後の血管系でも発見されている。つまり、指摘したように、miR-155の過剰発現は、心臓発作に於いて、悪い結果に関連していることが判明したのである。


分かり易く言えば、miR-155-3pは、通常はB細胞の成熟と増殖をサポートするが、miR-155それ自体が多くの自己免疫疾患にも関連するのである。(4.

(4. Salar Pashangzadeh et al. Frontiers in Immunology 2021; 12: 669382


SARS-CoV-2におけるmiRNA-155の役割について、さらに理解を深めねばならない。低分子のRNAプロファイリングでは、2種のウイルス(SARS-CoVおよびSARS-CoV-2)の感染により、免疫と炎症に関連するマイクロRNAである、miRNA-155の強い発現を示すことが分かっている。特にSARS-CoV-2はSARS-CoVと比較すると、インターフェロンの応答が、約2倍高く刺激を誘発し、CXCL10やIL6などのサイトカインを惹起した。同時に指摘すべきは、インターフェロン-γがmiR-155をアップレギュレートしている点である。(5.

(5. Yu-An Hsu et al. Chin J Physiol 2016; 59(6): 315-322.


注)ここでS1サブユニットについて、若干補足しておく。先ず、スパイク蛋白質のSARS-CoV-2のS1サブユニットは、Fcγ受容体を発現する免疫細胞で、感染後15か月まで持続する。スパイク蛋白質の酵素(フューリンプロテアーゼ)による切断により、S1セグメント(断片)が放出され、血管内を自由に循環するようになると、特に心臓に於いて、高レベルに存在するACE2受容体にS1は自由に結合し、ここで問題とするS1サブユニットは、感染が解消された後も免疫細胞で生き残るのである。つまり、miR-155によって活性化されたS1サブユニットは、ACE2の抑制に繋がり、心筋炎などの原因物質となる。(6.

(6. Bruce K. Patterson et al. bioRxiv July 9, 2021. doi: 10.1101/2021.06.25.449905.


さらに、新型コロナワクチンとS1サブユニットの関係について詳述していく。先ず、ワクチンの発するSARS-CoV-2スパイク蛋白質のS1セグメントが、COVID-19感染の病因に関与している可能性があることを指摘しておく。S1サブユニットは無傷のRBDドメインを持っているため、ACE2への結合はACE2のダウンレギュレーションを誘発し続ける可能性が高くなる。(7.

(7.Andrey V. Letarov et al. Biochemistry (Moscow) 2020 Dec 30: 1–5.


以上の前提から、スパイク蛋白質が、心臓の問題を引き起こす仕組みを易しく敷衍してみよう。先ず、スパイク蛋白質のS1ユニットがACE2受容体に結合して、ACE2を無効にする。これは、マクロファージを活性化するアンジオテンシンIIの蓄積を引き起こす。ここで、マクロファージは、miR-155を含む豊富なエクソソームを分泌するようになる。これらのエクソソームは線維芽細胞に取り込まれ、増殖を抑制し始める。これにより治癒が妨げられ、アンジオテンシンIIのアップレギュレーションが引き起こされて、心筋炎などの心臓の障害に繋がるのである。(8.

(8. Chunxiao Wang et al. Molecular Therapy 2017; 25(1): 192-204.


つまりS1セグメントによるmiR-155の過剰発現は、心臓発作のより悪い結果に関連している。S1セグメントはコロナワクチンが産生するスパイク蛋白質の一部である。S1によって無効化されたACE2がアンジオテンシンⅡを増殖させ、エクソソームを多量に作り出す。強い炎症反応を引き起こす自然免疫は、心筋梗塞後の心室破裂の病因に重要な役割を果たす。


COVID-19ワクチン接種後の2人の青年の、「剖検による組織病理学的な心臓所見」と題する文脈では、以下のように報告されている。ファイザー-BioNTech社のCOVID-19ワクチンの2回目の接種を受けてから3日後と4日後に、2人の10代の少年がベッドで死亡しているのが発見された。どちらの少年も、発熱、胸痛、動悸、または呼吸困難を訴えなかった。一方の少年の特異な心臓所見には心筋線維化(瘢痕化)と記載され、もう一人の少年には心臓肥大と記載されていた。但し、どちらの少年もSARS-CoV-2の陽性者ではなかった点に注意が必要である。ワクチンによって引き起こされた、アンジオテンシンⅡのアップレギュレーションの結果によるものと見ていいだろう。


我々は合理的な反論を求めている。然しながら、それは決して、政治的意図や動機に基づいたものであってはならない。我々は粛々と記述するのみである。これは国家の虚偽を暴く作業だからである。次に、ワクチンと血栓症の関係に言及する。


先ず、血小板減少症と「miR-148a」の関係について、ステファニー・セネフ博士の論文を参照する。血小板には、抗原抗体複合体の免疫グロブリンG(IgG)の定常断片に対する、Fcγ受容体がある。かかる受容体の活性化は、血小板の活性化、凝集、血栓症を引き起こす。結論から言えば、miR-148aの過剰発現こそ、ヘパリン起因性血小板減少症を引き起こす可能性がある。これを分かり易く説明しよう。血小板が活性化されると、凝集して血の塊が出来る。血小板が活性化される原因は、Fcγ受容体が活発になるからだが、通常、これを抑制するのがTULA-2(T細胞ユビキチンリガンド-2)である。TULAー2こそ、血小板の凝集や血栓を抑えている。これは血小板FCγ受容体を不活化することで、血小板減少症から人体を保護し、ヒトの体液は恒常性が保たれている。然しながら、miR-148aはTULA-2mRNAを標的とし、TULA-2蛋白質の発現を極端に不活化するのである。ワクチン接種は、強いIgG反応を誘発する。つまり、TULA-2蛋白質をダウンレギュレーションし、血小板の凝集を防止出来なくなる原因が、IgG反応である。ワクチン由来のmiR-148aは、TULA-2mRNAを標的とし、TULA-2蛋白質の発現を抑え込む。これが原因で血栓症が起きるのである。これがIgG反応である。(9.

(9. Yuhang Zhou et al. Blood 2015; 126(26): 2871–2881. 



さまざまな種類の血栓症:2021年のVAERS報告


        US Vaccine Adverse Event Reporting System: http://wonder.cdc.gov/vaers.html


以上は米国のVAERSシステム報告による図表である。Percent COVID-19のレートが、ほぼ100%に近いのが、図から明瞭に読み取れる筈である。


本節では、スパイク抗体と、自己免疫疾患の関係について考察していく。先ず、自然感染と、mRNAワクチン接種により誘発されるSARS-CoV-2抗体反応の実質的な相違について詳述する。確かにワクチンの2回目の投与後、抗体価は、自然のCOVID-19感染から回復した患者の力価の最大10倍となる。然しながらこれは、ワクチン接種を受けた人々が、病気から回復した人々よりも保護されているという意味ではない。ここは初歩的な知識すら乏しい似非学者や無知な医者が多いので、詳しく説明していく。先ず、抗体価が高いと、特にmiR-148aが過剰発現している場合には、自己免疫疾患にかかりやすくなる。SARS-CoV-2とヒト組織との間の潜在的な抗原抗体反応は、自己免疫疾患の増加に関連している可能性があるからである。以下に図を挙げる。


スパイク蛋白質抗体と組織蛋白質の間の交差反応蛋白質/細胞小器官の病気

(10 Aristo Vojdani and Datis Kharrazian, Clinical Immunology 217 (2020) 108480.


COVID-19およびSARS-CoVウイルスのスパイク蛋白質によって誘発される病原性抗体について、詳しく調べた結果が以下である。COVID-19ワクチン接種後の自己免疫性疾患に関する有害事例を2つ、記載する。一例目は、COVID-19ワクチン接種(ファイザー)の1週間後に自己免疫性肝炎を発症したケースであり、二例目はワクチン接種後の成人発症スティル病を発症した例である。



ここで、一つの論文による証左を提示することとする。抗体依存性感染増強(ADE)のメカニズムについて、詳細に論じられた文章である。表題は、「新型コロナウイルスの感染を増強する抗体を発見COVID-19の重症化に関与する可能性」とある。以下が、そのURLである。これは画期的と言っても良い優れた論文である。以下に引用する。大阪大学の研究成果によるものであり、中和抗体の力価しか主張しない頭の悪い似非学者に読ませるべき論文である。要旨は、感染増強抗体が産生されると、中和抗体の作用が減弱する点にある。

https://www.amed.go.jp/news/release_20210525-02.html

新型コロナウイルスの感染を増強する抗体を発見・COVID-19の重症化に関与する可能性

新型コロナウイルスに感染すると中和抗体ばかりでなく、感染を増強する抗体が産生されることが判明した。さらに、感染増強抗体が産生されると、中和抗体の作用が減弱することが判明した。中和抗体はRBDを認識するのに対して、感染増強抗体はNTDの特定の部位を認識することが明らかとなった。また、感染増強抗体は重症患者で高い産生が認められたほか、非感染者でも感染増強抗体を少量持っている場合があることが判明した。


本研究により、新型コロナウイルスのスパイク蛋白質の特定の部位に感染増強抗体が結合するとスパイク蛋白質の構造が変化して新型コロナウイルスの感染性が高まることが明らかになった。感染増強抗体が産生されると、中和抗体の感染を防ぐ作用が減弱することが判明した。しかし、十分量の中和抗体の存在下では感染増強抗体の影響は見られなかった。実際、重症患者では感染増強抗体の産生が高い傾向があり、感染増強抗体の産生が重症化に関与している可能性もある。しかし、実際に感染増強抗体が体内で感染増悪に関与しているかはまだ不明であり、今後の詳細な解析が必要である。


これまで機能が不明であったNTDがスパイク蛋白質の機能を制御している重要な領域であることが明らかになった。実際、最近の多くの変異株にはNTDにも多くの変異が認められるので、RBDの機能に影響を与えている可能性がある。従って、今までは、主にRBDの機能のみが注目されてきたが、NTDを標的にした感染制御法の開発も重要であると考えられる。最近の変異株には、中和抗体の認識部位に変異があり中和抗体が十分作用しない株も存在するため、中和抗体の防御効果より、感染増強抗体の増悪効果が高くなってしまう可能性も考えられる。非感染者において低レベルの感染増強抗体を持っている人が明らかになった。既に感染増強抗体を持っている人では、新型コロナウイルスの感染で感染増強抗体の産生が高まる可能性が考えられる。


感染増強抗体を検査することで、重症化しやすい人を調べることが可能になると期待される。また、重症化がどのように進むのか明らかになる可能性がある。重症患者の治療に対しても新たな検査指標になる可能性がある。感染増強抗体の認識部位は現行のワクチン抗原にも含まれている。


上に掲げた論文の中では、「重症患者では感染増強抗体の産生が高い傾向があり、感染増強抗体の産生が重症化に関与している可能性がある」と指摘されている。さらに重要なのは、「感染増強抗体の認識部位は現行のワクチン抗原にも含まれている」と記述されている点である。この論文の趣旨は、ステファニー・セネフ博士の論文との齟齬は見受けられない。セネフ博士の睨んだ通り、スパイク蛋白質によって誘発される、「病原性抗体の存在」を暗示していると言っても良い。さもなくば、副反応の多さは説明が不能である。


臨床試験の1つのポイントは、ワクチンが危険な副作用を引き起こすかどうかを調べることである。病気がワクチンに関連している可能性があるかどうか、または偶然の一致であるかどうかを医師が確認している間に、問題が生じた際には、試験は停止されるべきである。ここで、ファイザー社による有害事象の報告結果(死亡例も含む)について、改めて記しておく。この文書は、3月1日に、FDAによって開示された文書の一部である。



このレポートは、ファイザー社によって、2021年4月に作成されたものである。接種開始から、3か月弱の間に、世界各国から42086件の有害事象の報告があり、そのうち、1223名の死亡者を出していた。ファイザー社は、こうした事実を秘匿し、日本の厚生労働省に2021年11月20日に薬事申請していた。性別では女性は男性の約3倍の報告例があった。このレポートはFDAに提出されたものだが、FDAは一般への開示を頑なに拒んできた。


新規コロナウイルスの継続的な発生に対し、ウイルス分離株が利用できないと主張する論文すら、我々の手元に存在する。一体これは、何を意味するものか。


ウイルスの分離株は見つかっていない


In the present case of 2019-nCoV, virus isolates or samples from infected patients have so far not become available to the international public health community. We report here on the establishment and validation of a diagnostic workflow for 2019-nCoV screening and specific confirmation, designed in absence of available virus isolates or original patient specimens. Design and validation were enabled by the close genetic relatedness to the 2003 SARS-CoV, and aided by the use of synthetic nucleic acid technology.


2019-nCoVの現在のケースでは、感染した患者からのウイルス分離株またはサンプルは、これまでのところ国際的な公衆衛生コミュニティで利用可能になっていない。この論文を掲載したNCBIは2022年3月4日、リニューアルされてしまうとの記載がある。全ての元凶は、SARS-CoV-2の遺伝子配列を初めて報告した論文(Euro Surveill 2020; 25: 2000045)を「判定基準」とした点にある。この論文が正確なものか否か、疑問視する人間が居るのは当然のことであり、事実、論文自体に多くの科学的欠陥があるとして、ドイツの遺伝学者ピーター・ボーガー氏ら22氏の科学者で構成するInternational Consortium of Scientists in Life Sciences(ICSLS)が、掲載誌からの論文撤回を求めている。


A・ファウチは、ワクチンが無ければ、もっと死者が増えていた筈だ、と力説している。然しながら、マイク・イェードン博士(PhD, Pfizer’s former Vice President and Chief Scientist for Allergy & Respiratory Disease)による主張では、「パンデミック」を終息させる為に、ワクチンを必要とはしないとのことである。続けて博士は、数百万もの健康な人に対し、「被験者」としてワクチンを用いる必要は全くないと語っている。この件は以下で反駁する。例えば、European Journal of Epidemiologyに掲載されたハーバード大学の研究者による最近の研究では、世界中の統計を見ると、「完全にワクチン接種された人口の割合と新しいCOVID-19症例との間に識別可能な関係はない」ことが発見された。その後、研究者たちは、「トレンドラインは、完全にワクチン接種された人口の割合が高い国では、100万人あたりのCOVID-19症例がより高い」としている。以下でイスラエルの例を見てもらいたい。イスラエルはワクチン先進国だが、現状では、どうなっているのか。


2022年1月20日、1人あたりの毎日のCOVID症例でイスラエル世界第1位



ステファニー・セネフ博士の論文の締め括りでは、以下のように指摘されている。


mRNAワクチンは、免疫細胞が大量のSARS-CoV-2スパイク蛋白質を産生するように注意深く作られている。スパイク蛋白質には毒性があり、プリオンのような特性を持っている。そのため、ワクチンは脾臓で非常に強力な抗体反応を引き起こす。これにより、神経変性疾患や自己免疫疾患に対する感受性が高まるのである。脾臓から脳に移動するエクソソームが決定的な役割を果たす可能性がある。つまり、スパイク蛋白質は、脳、心臓、血管系に炎症反応を引き起こす。神経変性疾患、心血管疾患、血栓症、癌を引き起こすmRNAワクチンのVAERSから多くの証拠がある。ワクチンは特に変異体の出現により、時間の経過とともに病気に対する有効性を失うのである。以上が、セネフ博士の指摘である。


我々は、ワクチンの凶悪な毒性を目の当たりにした訳だが、さらに重大な指摘をしなければならない。新型コロナワクチンは、逆転写によって健常な細胞の遺伝子を損壊する。


「ヒト肝細胞株におけるinvitroでのファイザーBioNTechCOVID-19mRNAワクチンBNT162b2の細胞内逆転写」と題する、極めて重大な論文をここで指摘しなければならない。

                 ― https://www.mdpi.com/1467-3045/44/3/73/htm


ファイザーBioNTechによって開発されたCOVID-19mRNAワクチンBNT162b2の前臨床試験では、BNT162b2注射を受けた動物に可逆的な肝作用が見られた。さらに、最近の研究では、SARS-CoV-2 RNAが逆転写され、ヒト細胞のゲノムに組み込まれる可能性があることが示された。BNT162b2のmRNAは、BNT162b2に曝露されると、6時間以内に細胞内でDNAに逆転写されることも示している。ワクチンの長期的な安全性と有効性の監視を含む多くの課題が残っている。これは、さらなる評価と調査を必要とする。BNT162b2の安全性プロファイルは、現在、短期間の臨床試験からしか入手不可能である。心膜炎、不整脈、深部静脈血栓症、肺塞栓症、心筋梗塞、頭蓋内出血、血小板減少症など、BNT162b2のあまり一般的ではない悪影響が報告されている。BNT162b2注射を受けた動物では、肝臓の肥大、空胞化、γ-グルタミルトランスフェラーゼ(γGT)レベルの上昇、アスパラギン酸トランスアミナーゼ(AST)およびアルカリホスファターゼ(ALP)のレベルの上昇などの可逆的な肝作用が観察されている。BNT162b2はヒト肝細胞株Huh7細胞に高効率で侵入した。


研究者達は、BNT162b2がDNAに逆転写されるかどうかを調べるために、0.5 µg / mLのBNT162b2で6、24、48時間処理したHuh7細胞からゲノムDNAを精製した。精製したDNAをRNaseで処理してRNAを除去し、BNT162b2をターゲットとするプライマーを使用してPCRを行った。次に、増幅されたDNAフラグメントを電気泳動で可視化し、ゲル精製を施した。BNT162b2 DNAアンプリコンは、3つの時点すべて(6、24、および48時間)で検出された。サンガーシーケンシングにより、DNAアンプリコンがプライマーに隣接するBNT162b2配列と同一であることが確認されている。


この研究では、COVID-19mRNAワクチンBNT162b2がinvitroでヒト肝細胞株Huh7に侵入できるという証拠を提示している。BNT162b2 mRNAは、BNT162b2曝露後6時間で細胞内でDNAに逆転写される。逆転写の原因となるメカニズムは、内因性逆転写酵素LINE-1によるものであり、LINE-1の核蛋白質分布はBNT162b2によって上昇する。肝臓の細胞が、以前にプライミングされたスパイク蛋白質により、(反応性細胞傷害性)T細胞の標的になる可能性がある。BNT162b2ワクチン接種後に自己免疫性肝炎を発症した個人に関する症例報告もある。BNT162b2由来のDNAが宿主ゲノムに組み込まれ、ゲノムDNAの完全性に影響を及ぼし、遺伝子毒性を媒介する可能性があるかどうかが懸念される。今の段階では、BNT162b2から逆転写されたDNAが細胞ゲノムに組み込まれているかどうかは、完全には不明である。然しながら、BNT162b2に曝露された細胞、およびBNT162b2ワクチン接種を受けたヒト被験者からの組織の全ゲノム配列決定を含む、ゲノムの完全性に対するワクチンの効果を実証するために、さらなる研究の必要性を要するのも事実である。


ファイザーのEMA評価報告書は、BNT162b2が脾臓(<1.1%)、副腎(<0.1%)、および卵巣と精巣の低く測定可能な放射性崩壊(<0.1%)に分布していることも示している。然しながら、BNT162b2の胎盤移行に関するデータは、ファイザーEMA評価レポートからは入手出来ない。これらの研究結果から、BNT162b2 mRNAが局所注射部位濃度の0.5%に対応する濃度(0.5 µg / mL)でHuh7細胞に容易に侵入し、LINE-1遺伝子と蛋白質の発現に変化を引き起こし、6時間以内にBNT162b2の逆転写を引き起こすことが示されている。


さらに、この研究で使用した細胞モデルは、非分裂体細胞とは異なる、活発なDNA複製を伴う「癌細胞株」であると記載されている。Huh7細胞は、RNA代謝に関与するアップレギュレーションされた蛋白質を含む、有意に異なる遺伝子および蛋白質の発現を示すことも示されている。ただし、細胞増殖は、骨髄や上皮の基底層などのいくつかのヒト組織や胚発生時でも活発であるため、このような条件下でのゲノムの完全性に対するワクチンの影響を、さらに調べる必要があり、LINE-1の効果的なレトロトランスポゾンは、ヒトニューロンなどの非分裂、および最終分化細胞でも報告されていると締め括られている。


一方で、例えば我々は、高齢者をターゲットにしたワクチン接種の勧奨は、一貫して危険だと主張してきた。「MSDマニュアルプロフェッショナル版」に於ける薬物動態の解説では、以下のように説明が為されている。薬物動態は、ときに生体が薬物に対して行うことと説明され、薬物が生体に入り、生体を通過し、生体から出る動き、つまり薬物の吸収、生物学的利用能、分布、代謝、および排泄の経時変化のことを指す。薬力学は、薬物が生体に対して行うことと説明され、受容体結合、受容体後の作用、および化学的相互作用を伴う。薬物動態により薬物作用の発現開始、持続時間、および強度が決まる。これらの過程に関連する公式は、ほとんどの薬物の薬物動態挙動を要約するとある。


薬物の薬物動態は患者関連因子およびその薬物の化学的特性に依存する。集団の薬物動態パラメータを予測するために、いくつかの患者関連因子(例、腎機能、遺伝子構成、性別、年齢)を用いることがある。例えば、一部の薬物、特に代謝および排泄の両方を必要とする薬物の半減期は、高齢者で著しく長いことがある(Professional.see figure 若年男性(A)および高齢男性(B)におけるジアゼパムの薬物動態結果の比較)。実際、加齢に伴う生理学的変化は、薬物動態の多くの側面に影響を及ぼす(Professional.see page 高齢者における薬物動態およびProfessional.see page 小児における薬物動態)。


他の因子は、個人の生理機能に関連する。個人因子の中には影響が合理的に推測可能なものもあるが(例、腎不全、肥満、肝不全、脱水等)、特異体質による因子は、その影響が予測不能である。個人差があるために、薬剤投与は各患者のニーズに基づく必要があり、慣習としてそれは、治療目的を満たすまで用量を経験的に調節することによって行われている。このアプローチは、至適反応を遅延させたり、有害作用を生じさせたりすることがあるため、しばしば不適切である。薬物動態の原理を理解することは、処方者が投与量をより正確に、より迅速に調整するのに役に立つ。薬物動態の原理を薬物療法の個別化に応用することを治療薬物モニタリングと呼ぶ。


しかしながら、加齢とともに、これら全ての過程に変化が起きるのであり、一部の変化は臨床的に最も重要であるとされ、多くの薬物の代謝および排泄が低下し、一部の薬剤の投与量の減量が必要となるのである。長期的に投与された薬物の濃度は、定常状態に達するまでの半減期が長く、高齢者一般では薬物濃度が上昇するために、毒性が緩やかに発生する可能性があると指摘されている。では何故、高齢者を優先して接種を行ったのか?


毒性試験とともに、疾患増強のリスクの評価方法(感染動物モデルによる試験)についても問題が見られ、本来であれば、適切な感染動物モデルによる試験系を検討し、臨床試験開始前に疾患増強のリスク評価を実施すべきなのである。感染動物モデルが利用可能となった場合には、攻撃試験(ウイルス曝露試験)において、ウイルス曝露後の肺等の標的臓器に関する病理組織学的検査を行い、疾患増強に関するリスクを評価することが重要である。大規模な臨床試験の開始前には感染動物モデルを用いた疾患増強のリスク評価を行うことが推奨される。然しながら、こうした重要な手続きは適正に採られたのだろうか。当然、我々は、こうした事実に敏感である。


高齢者に限らず、妊婦の薬物動態についての注意点も合わせて議論すべきである。一般向けの薬の情報や、薬学の専用分野の情報サイトにも散見されるが、ここでは、改めて、妊婦の薬物動態について、とりわけ、妊婦(若い生殖世代)において注意する点を三つ指摘しておく。即ち、①胎盤透過性、②催奇形性、③乳汁への移行性である。この三つが、薬物投与において最も注意しなければならない点である。妊婦時では、組織間液量や循環血流量が増加し、その結果として分布容積が増加する。水分が増加するということは、アルブミン濃度が低下することを示している。これにより、遊離型薬物が増加する。遊離型薬物が増加するということは、その分だけ糸球体によってろ過されやすくなる。つまり腎排泄が増大し、定常状態での血中濃度が減少するのである。


①薬物における胎盤通過は、母体に存在する遊離型薬物が受動拡散によって移行する。このときの移行速度は母体と胎児間の濃度勾配によるものであり、イオン型薬物よりも非イオン型薬物の方が透過しやすい。また、②胎児中のアルブミンは母体よりも高濃度で存在するため、蛋白結合性が高い薬物にも注意する必要がある。③薬物の乳汁移行では、母体中の遊離型薬物の受動拡散によって移行する。


こうした事実からも、高齢者や小児に関わらず、若い生殖世代の妊婦への投与は、極めて慎重であるべきである。②の蛋白結合性が高い薬物の接種や、③の乳汁が受動拡散する点など、極めて慎重に考察すべきなのである。4月30日付けでファイザー社によってFDAに対して報告された、機密文書(2022年3月1日付で開示済み)をつぶさに調べると、催奇形性への言及が明瞭に為されているのが分かるのである。例えば厚生労働省の説明では、妊婦へのウイルス感染に関して、以下の如く為されている。


【胎児・新生児への影響について】

問6.妊娠中に母親が新型コロナウイルスに感染した場合、胎児にいかなる影響があるか。

解答:子宮内で胎児が感染したことを示唆する報告も少数ながら存在するが、新型コロナウイルスに感染した妊婦から胎児への感染はまれだと考えられている。また、妊娠初期または中期に新型コロナウイルスに感染した場合に、ウイルスが原因で胎児に先天異常が引き起こされる可能性は低いとされている。我が国でも、新型コロナウイルス感染症の母子への影響を把握するため、新型コロナウイルス感染症に罹患した妊産婦の罹患状況などの調査研究を行っている。


そもそも、ウイルスに感染しても胎児への感染は稀であり、ウイルスが胎児に対し、先天性の異常を引き起こす可能性が低いのなら、何故、妊婦に対し新型コロナワクチンを必要とするのだろうか。胎児中のアルブミンは母体よりも高濃度で存在するため、蛋白質への結合性が高い薬物にも注意する必要があると、我々は既に指摘した。何よりも、ファイザー社が3月に公開した文書には、接種による妊婦への有害事象が報告されており、本稿の冒頭で示した通り、2022年3月18日に於ける厚生労働省発表の「日本のコロナワクチン接種後の状況」では、妊婦の死亡例は6名、重篤者は59名と公表されている。


Frequent Boosters Spur Warning on Immune Response(頻繁なブースターは免疫応答に関する警告に拍車をかける)と題する論文では、以下のように指摘されている。


Boosters “can be done once, or maybe twice, but it’s not something that we can think should be repeated constantly,” Marco Cavaleri, the EMA head of biological health threats and vaccines strategy, said at a press briefing on Tuesday. “We need to think about how we can transition from the current pandemic setting to a more endemic setting.”


これを要約して説明すると、以下の事実が分かってくる。同一抗原を繰り返し接種させた動物実験では、被検体は接種すればするほど、実験動物が死亡する事実が既に判明している。これは人間でも同じ事態を惹き起こすのは自明である。変異株(オミクロン株)が猛威を振るうと喧伝され、メディアも狂奔しているが、果たして、繰り返し接種による被検動物の死亡事例を、規制当局は如何に考えているのだろうか。上記の記事の英文「(追加免疫)接種を頻繁に行うと免疫反応に悪影響を及ぼす恐れがある」とされる部分を精読すると、ブースター接種による免疫系の破壊によって、如何なる病にも罹患し易くなるのは明白である。これは、ロバート・W・マローン博士の指摘の中にもある。繰り返し接種した群が、再罹患率が高くなるのは自明の理である。これは、免疫系が破壊される為である。


例えば、Covid-19で病院にいる患者のうち、2度のショットを浴びたオーストラリア人は、未接種の人間の入院数をはるかに上回っていると公表されている。The Epoch Times誌によれば、オーストラリアニューサウスウェルズ州政府の「Covid-19クリティカル・インテリジェンス・ユニット」が公表したデータが示すのは、2022年1月9日の時点で、病院に居る12歳以上のCovid-19患者の68,9%がワクチンを2回接種し、28,8%がワクチン未接種だったと報じている。この事実の意味するものは、2度のショットを浴びた群が、未接種者と比較して、免疫系統が著しく脆弱になったことの、明白な証拠であると言える。ワクチン接種者が未接種者に比して、ICUに搬送されるケースも、前者が若干上回っていると、同紙は報じている。


ブースター接種の危険性については、以下の叙述からも理解が可能である。松田政策研究所に於ける、特別対談『第一線の研究者からの警鐘』によれば、3度目以降の接種には、危険性が潜んでいることが明瞭に示されている。


新型コロナウイルスはRNAウイルスに分類され、極めてミュータント(変異)が多いことが知られている。よって新型コロナワクチンの効果は限定的であり、感染者の増大にしたがって変異株が複数発生するといった、逆説的な結果を招来してしまう。経時的な変化によって、新型コロナワクチンは、その効果が逓減し、この種のワクチンによる「集団免疫」獲得の可能性は、ほぼ不可能である。デルタ型は従来型のウイルスの1000倍に相当する感染力をもつと、CDCは通知しており、当然のことだが、ワクチンによる集団免疫獲得も達成不可能であるとしている。接種者も非接種者も警戒が必要であり、感染力が飛躍的に増大しているとCDCは主張する。感染者一人が他へ感染させる数は、結果的に増大する。


日本での死亡例や重篤例の問題は、以下の如くである。懸念すべきは、正確な実数例が、公的機関に上げられているのかどうか、不明な点である。例えば2021年10月15日までの推定ワクチン接種回数は官邸発表のデータによると1億7825万5509回である。仮に1312件の死亡の全てが新型コロナワクチンとの因果関係があったと仮定すると、1回当たりの致死率は0.00073%となる。記載されていた死因等は虚血性心疾患112例(うち65歳未満は15例)、心不全109例(同10例)、肺炎90例(同1例)、出血性脳卒中89例(同24例)、大動脈疾患54例(8例)、虚血性脳卒中51例(5例)、不整脈33例(11例)、敗血症33例(同1例)などが多かった。ファイザー社製、モデルナ社製ともに虚血性心疾患等が目立つ。そこで専門部会はワクチン接種後の副反応疑い報告に基づく1人1日当たりの死亡の頻度と、死亡届に基づく1人1日当たりの死亡の頻度を比較している。然しながら、潜在的な有害事象の全てを網羅することは、現行の接種状況では不可能となっている。


ロイターによると、ワクチン先進国であるイスラエルに於いて、ワクチンによって逓減した筈の死亡者数が、新たな変異株の発生に伴って、再び急カーヴを描き、死者数が急速に上昇することが分かっている。仮にワクチンを接種したにせよ、接種の数か月後には元の木阿弥に至ってしまう。murak抗体の開発に着手した村上教授の語るところによれば、治療標的に対する抗体の開発に成功したとあり、また、細胞レベルで非常に高い中和活性が確認され、国際的な臨床試験を開始したと言う。


所謂、ワクチンの有効性の低下原因は大きく分けて二つある。先ず、ワクチン抵抗性の変異株の出現によるもの、そして経時的な変化によって抗体レベルが急速に低下するのが原因である。よって、必要な対策は以下に絞られる。変異の影響を受けない予防手段や治療薬が必要であること。さらに、別の方式のワクチンを開発することである。ここで重要なのは、突然変異の影響を受けない治療薬の開発である。治療薬の候補としては、以下の図に挙げたものが適当かと考えられると、村上教授は説明した。



なかでも、村上氏が主張する、一番重要な視点は、以下のようにまとめることが出来よう。



通常であれば、死亡例を生じたら、即、開発を中止し、なおかつ、損害賠償及び製薬会社が倒産に追い込まれる点を指摘したい。こうした常識は重要であり、社会的に大きな信用を損なうことを理解した上で、ファイザー社は製品の販売を行うべきである。良心的な製薬会社なら、例えば、日本の製薬会社なら絶対にそうした対応をする筈である。


ファイザー社の内部機密文書である「5.3.6 CUMULATIVE ANALYSIS OF POST-AUTHORIZATION ADVERSE EVENT REPORTS OF PF-07302048 (BNT162B2) RECEIVED THROUGH 28-FEB-2021」は一般に公開された。これはファイザー社がFDAに提出を促されて記述した、「コミナティ筋注」の副反応(副作用)リストであり、既に2021年4月30日に、同社が販売しているワクチンには重大な欠陥があることを、ファイザー社自身が知っていたことを証明出来る、唯一の物的証拠である。同報告書の中で、ほぼ、網羅的に、新型コロナワクチン接種によって様々な疾患が生じることを、ファイザー社は知っていた。それにも係わらず、彼らは「安全性と有効性」を唱えて、各国に有害なワクチンを販売してきた。ファイザー社は独自で公開しないデータベースを持っており、ほぼ、有害事象も網羅しているのである。


前著でも触れたが、「コミュナティ筋駐_ファイザー株式会社_特例承認に係る報告書」を紐解くと、以下のように、事実関係を確認することが可能である。


先ず、ファイザー社が厚生労働省に対して、特例承認に応じて提出した書類に関し、以下の文言がある。「コミュナティ筋駐_ファイザー株式会社_特例承認に係る報告書」と題された開示文書の中で、「本試験では品質特性の異なる3つのLNPにそれぞれルシフェラーゼ遺伝子発現mRNAを封入した披験物質(LNP5,LNP8及びLNPC12)についての生体内分布が検討された。本試験以外のすべての非臨床試験、臨床試験及び本剤(市販予定剤)に含有するLNP8用いた検討結果に記載する」とあり、「ルシフェラーゼ遺伝子発現mRNAを、³Hで標識したLNP(³H標識以外は本剤に含有するLNPとおなじ成分構成及び品質特性)に封入した被験物質」とも注釈を加えている。


果たして開発されたワクチンの「代替物」を用いることには、科学的な根拠や妥当性があるのだろうか。ましてや、ここで厚生労働省の主張する、コミュナティ筋駐の「品質特性」について、全くの誤解が見られる。例えば、毒性の強い酸化グラフェンが含まれていることや、本剤がスパイク蛋白質を生成し、人体に甚大な被害がでることに関しては、ここでは全く予想が立てられていないことが分かる。さらに、ファイザー社による生体内分布については、「本剤は主に投与部位に分布し、一部は肝臓へ一次的に分布し、それぞれ蛋白質を発現するが、いずれの部位でも時間の経過ともに本剤及び発現した蛋白質は消失すると推察された」とある。これは著しく間違った見解であり、本剤が心臓に到達し、炎症を引き起こし、全身に循環することが実証されているからである。かつ、スパイク蛋白質の毒性に関しては、全く触れられていない。(既刊資料・本文より)

            ―https://www.mhlw.go.jp/content/10601000/000739089.pdf


既に指摘した通り、ウイルスの自然感染は鼻と肺で始まり、免疫系が健康であれば全身循環には至らない。然しながら、腕の三角筋へのスパイクmRNAナノ粒子の注入は、粘膜および血管のバリアをバイパスするのである。つまり、免疫細胞はmRNAナノ粒子を取り込み、リンパ系、さらには最終的に、全身に運ぶのである。


ファイザー社と厚生労働省が合意した文章と、我々の見解は大きな齟齬を生んでいる。事態(ワクチン接種)が緊急を要することを、マイケル・イェードン博士とヴォルフガング・ウォダーグ博士による警告からも、読み解くことが可能である。実際に、2020年12月1日、元ファイザーの呼吸器研究責任者であるイェードン博士と、肺の専門家で元公衆衛生部門の責任者であるヴォダーグ博士両名は、EU全体を担当する欧州医薬品庁であるEMAに以下のように申請した。すべてのSARSCov2ワクチン研究、特にBNT162b(EudraCT番号2020-002641-42)に関するBioNtech/Pfizer研究の即時停止を求める文書を提出している。


以上から、我々は国家から、重大な情報を何ら提供されていないことが分かる筈である。接種は「任意」であると謳う一方で、政府は、強力な広報メディアの力を借りて、日本国民に2億回分のCovid-19 ワクチンを接種させた。繰り返すが、新型コロナワクチンに対する、我々の「無知」は承知の上である。だからこそ、我々は用心深く、慎重に物事を把握しようと努めている。政府は、我々の責任に起因しない「無知」を利用して、ワクチン接種を強力に勧奨してきた。我々はスパイク蛋白質の毒性に気付き、ワクチンが逆転写によって正常な細胞の遺伝子を損壊することや、血栓症によって、あらゆる障害を引き起こすことを確認した。政府は今や全力を傾注して、我々を「死地」に赴かせようと躍起である。我々は、ワクチンに関する詳細な事実を、日本政府が把握してないと危惧している。我々が指摘してきた客観的な事実を政府が把握している場合、故意による殺人だと断定せざるを得ず、もし逆のケースに於いても、未必の故意による殺人だと認めることに、躊躇はない。繰り返し記述するが、現旧総理、大臣達は、東京地検に「殺人罪」で告発されている。


Q.Vaccine-produced spike proteins have been proven by sensible scientists to be delivered through the bloodstream to all organs and tissues, causing a variety of deadly disorders.

A.Vaccine casualties should probably reach tens of thousands, as far as vital statistics are concerned. This is comparable to the killing power of a nuclear weapon.

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